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2024/05/04  [PR]
 

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 ここ最近銀英伝のOVAやエルフェンリートを見たりしていました。すごい両極端。あんまり定義の曖昧な言葉を使うとあとで困ることも多いんですけど、エルフェンリートってセカイ系に入るんでしょうかね。「君(と僕)」が「世界のありよう」に直結しちゃう構図ではあるけど。その点では銀英伝は真逆ですね。「君」も「僕」も「世界のありよう」どころか、その中間にある「戦争」や「国家」にぷちっと轢き潰される存在であるわけです。英雄すら、あんまりだろっていうような理由で死ぬんです。奇跡も魔法もないんだよ……。
 OVAは今二期の頭くらいまできてるところです。動いて声(しかも超豪華)がつくとより魅力が強まりますね。ヤンかわいいよヤン。(´・ω・`)←こんな顔するシーンが超かわいい。ラインハルト様は超ふつくしい。銀河一白いマントが似合う男。でも個人的には古い作画のほうが好きだなあ。
 『エルフェンリート』は素晴らしいアニメでした。「人間性とはなにか」という究極的な疑問を抱かされます。本能と愛情の間で苦しむ「人間ではない」少女たちと、度々描かれる残酷な人間たち、どちらが果たしてより「人間らしい」のだろうかと。そして、癒えようのない孤独を少しでも埋めるものは何なのか、贖いようのない罪を少しでも浄めるものはなんなのか、ということを、静かに提示してくれました。最終回は目汁鼻汁を滝のように垂れ流さずにはいられなかった。あれが救いのある終わりだったかは別れるところですが、私はある女の子が一度も人を殺さなかったことそれ自体が救いであるように思いました。原作の結末も読んでみたいところであります。
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